TACURINO ROAD GEAR 潤滑剤 100ml|ベタつかない、汚れない、そして信じがたい
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自転車屋をやっていると、潤滑剤の話は避けて通れない
チェーンオイル、グリス、ワックス系、ドライ、ウェット
棚を見れば「これぞ決定版」の顔をしたボトルがずらりで、お客さんに聞かれるたびに「用途と好みですね」と答えるのが、いちばん正直で、いちばん面白くない
ちょっと変わった一本もある
TACURINO(タクリーノ)のROAD GEAR、水溶タイプの多目的潤滑剤
まず「水溶」というところで、少し身構える
水? 潤滑剤なのに? と思う人は多いはず(私も思った)
中身はエマルジョンタイプ、つまり水に成分が分散した液体で、乾くと潤滑成分だけが残る仕組み
だから従来のオイルにつきものの、あのベタつきと余剰オイルがない
ベタつかないということは、ホコリも砂も寄ってこない
パーツがいつまでもきれいなまま、潤滑と防錆の仕事だけをしてくれる
ここまでなら「ほほう、よくできた潤滑剤ですな」で済む
問題はここからだ
このロードギア、メーカーいわく「チェーンに差す」ためのものではなく、チェーンリングやスプロケットといったギアに塗って駆動抵抗を減らすためのアイテムなのである
しかも効果が最大になるのは、アウター×ローやインナー×トップなど、チェーンが斜めにかかる組み合わせのとき
あの「走れるけど、なんかガリガリ言ってる」ゾーンだ
ロード乗りなら心当たりがあるでしょう
できれば避けたい、でも避けきれないあの斜めがけ
これが本当なら、斬新な発想で、しかも実戦で効く
……のだが、正直に言おう
この価格で、この手軽さで、そんな都合のいい話があるのか
ちょっと信じがたい
信じがたいので、うちの店では売る前に疑ってかかった
ギア以外の使いみちも、実はけっこう広い
ディレイラーの可動部、ワイヤーの内部(インナーワイヤーの滑り)など
「動くけど油は差したくない」場所に重宝する
ベタつきがないぶん、見た目をきれいに保ちたい人
ワイヤーまわりの汚れが気になる人とは相性がいい
使い方(これは簡単)
→ チェーンリング、スプロケット、ディレイラー全体をパーツクリーナーなどで洗浄する
→ しっかり乾燥させる
→ ロードギアをよく振って、塗りたい箇所に適量を液付けする
→ 少し置いて、液が乾いたら完了
手順の肝は、1の洗浄と、3の「よく振る」である
汚れの上に重ねても意味がないし、エマルジョンは振ってナンボ
逆にいえば、守ることはそれだけ
作業時間は、お茶が冷めるより短い
⭕️スペック
商品名:TACURINO(タクリーノ) ROAD GEAR 潤滑剤
タイプ:水溶(エマルジョン)タイプ・多目的潤滑/防錆剤
内容量:100ml
使用箇所:チェーンリング、スプロケット、ディレイラー、ワイヤー内部ほか可動部
⭕️こんな人に
駆動系を、いつもきれいにしておきたい人
ベタつくオイルに、そろそろ飽きた人
斜めがけのガリガリ感を、どうにかしたい人
「効くらしい」より「効いた」を信じたい人
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